
発症してしまったら、脱水対策が重要です。脱水を防ぐために、常温の水か、スポーツドリンクをこまめに飲んでください。嘔吐などで水分がとれない場合や血便・高熱がある場合、またそれが海外からの帰国直後だった場合は、早めに受診してください。
食べるのは控えて消化管を安静に保ちましょう。
病原性のある細菌が体内で増えてしまったり、細菌が出す毒素によって、消化管粘膜に炎症や障害が発生し、腸管内に水分や分泌物が過剰に出てしまうと下痢になります。
腸炎がひどい場合には、下痢と同時に血便、粘血便を伴うこともあります。湿気が多く温度の高い夏の時期には、特に感染しやすくなります。ウイルス性腸炎(胃腸炎)も同様のメカニズムで起こります。