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山のプロが教える、登山に役立つ情報をご紹介いたします。
そんな登山ビギナーの方はもとより経験者の方にも役に立つ登山の準備について
アウトドアメディア「YAMA HACK」編集部が山のプロにインタビューしてきました!
アウトドアブランド営業部 アウトドアMD課
山ガールにすすめたい、
オシャレアイテムとは?!
いきなりですが、萩原さんの女性におすすめ
登山アイテムを教えてください!
私のおすすめは、「山スカート」です!
オシャレも楽しめるアイテムとして人気が高まっている山スカート。蒸れにくくて歩きやすく、さらにトイレでズボンの裾を汚してしまうような煩わしい心配もいりません。
Marmot®でも好評をいただいているウィメンズトレックコンフォスカートは、アウトドアスタイル・クリエイターの四角友里さんとコラボレーションして作られた商品です。
防風性やはっ水性に優れ、着替えがしやすい形状の“フロントファスナー型”。
ウエストはベルトでフィットするよう調整できます。腰裏の素材はソフトメッシュを使用し、蒸れ対策にも配慮しています。
ここがポイント
通気性に優れていて蒸れにくい、オシャレで便利な山スカート。いつでも山登りに連れて行って!といいたいところですが、登山コースや天候に応じて、ウェアを選ぶことがとても大切。
森林限界を越えるような高山や冬場の登山、激しいアップダウンやハシゴなどのある難易度の高い山では、保湿性と足の保護を優先しパンツタイプをお勧めします。
“冷え”には注意しつつ、ご自身に合ったスタイルを見つけて登山デートを楽しんでください!
女性のために、山のトイレは事前にチェック!
まずは山でのカメラの楽しみ方を教えてください!
カメラの良さは、その瞬間の記録を残せること。
最近のカメラやスマホに多く搭載されている「タイムラプス」という機能は面白いですよ。これは一定時間カメラを固定して連続撮影することで、動画のように繋げて見ることができる機能です。山は天気も変わりやすいですからこの機能を使って空を撮影すると、自然の新たな一面が発見できると思います。
面白い!想い出としてだけでなく、友達や家族にも見せたくなっちゃいますね!
ちなみに永田さんは“登山”にどんな魅力を感じますか?
登山、すごく好きなんですよね。
長時間歩くことでじっくりと汗をかけるので、良い運動になりますし、同時に自然の中に入ることでマイナスイオンを浴びて、体の毒素がぬけて心にも潤いが生まれる。
だから何かに行き詰まった時や、ストレスがたまった時は山に行くことでリフレッシュしています。
ちなみに、女性と登山に行く時に気をつけて
いらっしゃることってありますか?
女性と一緒に登山に行く際に気を付けていることは2つあります。
まず【行動に余裕を持つ】そして【体調面に気を使いトイレの場所は事前に確認しておく】ことです。
一緒にリフレッシュして、「また来たいね」と言ってほしいのに、疲労困憊な計画を立ててしまうと台無しになってしまう。
なので、スケジュールには、30パーセントくらいの余裕を持つようにしています。
そしてトイレ問題ですね。山だとあまりトイレがないですから、予めポイントを確認しておき、常に「大丈夫?」と声をかけるようにしています。
実は僕もお腹が強くないので、前日から消化の良くない食べ物は避け、行動食はチョコレートなどお腹を壊しにくいものを準備し、もしもの時のために常備薬とカイロを用意しています。
ここがポイント
知っておきたい、山のトイレルール
トイレットペーパーは、紙詰まり防止や分解不良を防ぐために、流さずゴミ箱へ。
また、電気も水道もない山の中では、「協力金」などの名目で清掃や道具の荷揚げなどトイレの維持費として、数百円程度かかる場合もあります。
トイレが近くにない!そんな緊急時には、野外で用を足すことがあります。これを男性では「キジ撃ち」、女性では「お花摘み」と言います。キジ撃ち、お花摘みをする際は、「水場の近くは避ける」、「ペーパーなどのゴミは持ち帰る」。自然環境や他者への配慮を忘れず、快適な登山を楽しみましょう!!
編集担当
虫対策も忘れずに!
最近、登山者に多い悩みの傾向ってありますか?
夏は様々な虫が増える時期なので、虫対策を気にされる方が多いですね。今回はその中でも特に声の多かった「ブヨ」対策をご紹介します。
実はブヨはとても厄介。「吸う」のではなく、皮膚を「噛みちぎる」ので蚊よりも痛みが大きく、かゆみが酷くなりやすいんです。ブヨに噛まれると、最初は小さな腫れだったのが、2~3倍に広がってしまうことも。ブヨは、積雪が多い真冬以外は生息しています。3月~9月ごろ、特に夏は気温の低い朝や夕方によく動くので注意が必要です。
YAMA HACK直伝、
ブヨのHACK術教えてください
ハッカ油を使ってご家庭で簡単に虫よけスプレーを作ることができるんです!
是非アウトドアにお出かけの際に、手作り虫よけスプレーを使ってみましょう!
ハッカ油スプレーの作り方。
- ・ハッカ油(20~40滴:虫除けの効果を上げたい場合、濃度を上げる)
- ・精製水(90ml)
- ・無水エタノール(10ml)
- ・スプレー容器
肌の露出部分に吹きかけましょう
実はブヨはミント(ハッカ)の匂いが大嫌い!市販の虫よけスプレーにはこの成分が入っていないことも多いので、自分で作るというのも一つの手。しかも薬局で20mlなら1,000円以下で買えてしまうので、コスパも優れていてお手軽なんです。
ハッカ油は一般的なドラッグストアで売られていますので気軽に入手できますよ。
ここがポイント
ジッパー付きポリ袋が役に立つ!
①防水性を活かして、地図を入れるマップケースやスマートフォンケースとして
②救急セット(薬・絆創膏など)の小物入れとしても便利
③食料品を一食分ずつ小分けして、山に持ち込むゴミを削減
④空袋は濡れた衣類の持ち帰り用に
複数枚を持参しておくと、アイデア次第で様々な使い方ができます
100円ショップでも買える手軽さと価格も魅力的なアイテムです!
まとめ
- 近年は女性の登山者が増加
女性向けのウェアもますます進化 - 女性と登山に行く際には、一歩踏み込んだ“気遣い”を
- ハッカ油の購入はお近くのドラッグストアで